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2016年4月6日 国家公務員合同初任研修開講式

訓示
すごく気になる部分があったので、その辺りを抜粋します。
安倍内閣は、今年、新しい挑戦を始めました。「一億総活躍社会」を創る、という挑戦であります。
若者もお年寄りも、女性も男性も、難病や障害のある方も、一度失敗を経験した人も、誰もが活躍できる社会であります。誰もが生き甲斐を感じられる社会を創り、少子高齢化に歯止めをかける。「一億総活躍」とは、国民一人一人の前に立ち塞がる、様々な「壁」を取り除くことであります。
「一億総活躍・元年」とも言うべき、本年、国家公務員としてのスタートを切る皆さんには、どうか、これからの公務員人生において、常に、一人一人の国民と向き合う「感受性」を持ち続けてほしいと思います。

 「50年後に人口一億人を維持する」
 「希望出生率1.8を目指す」
 「戦後最大のGDP600兆円を達成する」
 「介護離職ゼロを実現する」

私が掲げた、こうした目標には、「日本はもう成長できない」、あるいはまた「少子高齢化は止めることはできない」といった悲観論ばかりであります。挑戦すると言えば言うほど、「実現できるはずがない」という「批判の嵐」であります。
しかし、批判があるということは、新しいことに挑戦している証であります。「挑戦」には、批判は避けられません。私も、批判をエネルギーに変えるように努力をしています。ここから皆さんの顔を見ていると、少しばかりの批判に私は負けない、という決意が伝わってきました。安心しました。
出典:首相官邸HP(http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0406kunji.html)

(私の感想)
何が気になったか?というと、

『挑戦すると言えば言うほど、「実現できるはずがない」という「批判の嵐」であります。』
『「挑戦」には、批判は避けられません。私も、批判をエネルギーに変えるように努力をしています。』

この発言の裏に流れてる思想は
「私がやっていることは正しい」
「それに対する批判は間違っている」
なのではないでしょうか?
この発言から想像される実際の行動は、批判に耳を傾けず、ただひたすら自分の道を突き進む。
「この道しかない」
ってことでしょうか?まぁ、まさに今の安倍政権のやり方、そのままなんですが。。。

自分のやっていることに沿わない意見には一切耳を貸さない。
『なぜ』批判されているのか?に耳を傾ける姿勢が決定的に欠けています。

人間は必ず間違えます。
個人が間違えている程度ならば、実害はそれほどないでしょうが、
国が間違えると、それは取り返しのつかないことになりかねません。
そして、「国」を構成する個人個人ではその誤りの責任を取りようがありません。

だからこそ、我々は日本国憲法で
権力者に『面倒くさくても、少数の意見を無視せず、議論することで物事を決めていけ』
と、命じているんだと思うんです。

『批判をエネルギーに変え』
ではなく、
『批判に耳を傾け』冷静で、中身のある議論をすることこそ、
首相をはじめとした国会議員や
今回安倍さんが語った相手である国家公務員の取るべき態度でしょう。


新規作成:2016/4/13
最終更新:2016/4/13