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2014年3月10日 安倍首相会見

冒頭あいさつ(一部)
「福島の復興なくして日本の再生なし」、私は繰り返しこう述べてきました。原発事故で大きな被害を受けた福島の浜通り地方、そこを南北に貫く常磐自動車道の完成は、復興の起爆剤となるはずです。現在、東京から被災地の富岡までは通行できますが、その先は、一部がまだ建設中。全体の完成時期は明確に決まっておらず、再来年度以降にずれ込む見込みでありました。しかし、福島の復興を大きく加速させるため、私はこの予定をできる限り前倒しいたします。来年3月末までに、仙台から被災地の浪江までのルートをつなぐ予定でありましたが、これを前倒しし、今年中に開通いたします。その上で、福島を始め東北の被災地にたくさんの観光客に訪れていただけるよう、来年のゴールデンウイーク前までに常磐道を全面開通することといたしました。
2020年にはオリンピック・パラリンピックが開催されます。その準備が復興の障害となってはならない。復興に必要な人や資材の確保に引き続き、国が先頭に立って万全を期すことは言うまでもありません。むしろ、東北が復興を成し遂げた姿を、世界に発信する機会としなければなりません。三陸海岸から仙台湾を通り、福島の浜通りへ、津波や原子力の被害から見事に復興を成し遂げた東北の被災地を聖火ランナーが走る姿は、日本のみならず世界に勇気を与えてくれることでしょう。アスリートを始め世界中から集まる皆さんには、東北に足を運んでいただきたい。そのための工夫も凝らしてまいります。

質疑応答(一部)テレビ朝日の足立氏の質問に対して
福島の事故を経験いたしまして、国民の皆様が原発の安全性に不安を持つのは当然のことだと思います。福島の事故の教訓を踏まえて安全を確保していくことが大前提であります。その前提のもと、独立した原子力規制委員会が、世界で最も厳しいレベルの規制基準に基づいて徹底的な審査を行い、これに適合すると認められた原発について再稼働を進めていく方針であります。
スケジュールにつきましては、原子力規制委員会で安全審査中でありますことから、私から予断をもって申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。

出典:首相官邸HP(http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0310kaiken.html)

(私の感想)
冒頭あいさつを最初に読んだとき、今回引用した部分でものすごく引っかかるものを感じました。
特に「津波や原子力の被害から見事に復興を成し遂げた東北の被災地を聖火ランナーが走る姿は、日本のみならず世界に勇気を与えてくれるでしょう」の部分。
オリンピックは2020年
その頃には「原子力の災害から見事に復興』??
まだ福島原発の廃炉も終わっていないはずです。
高速道路を開通させ、"見た目"だけ見繕って「復興」とかいうつもりなんでしょうか?
というか、安倍首相の言う「復興」が外面だけのものだと、ここまではっきり言われるとなんだか絶望的な気分になります
安倍首相がいかに福島原発の被害を軽く見ているか、ということもはっきり表れているように思えます。
だからこそ、後の記者会見で「福島の事故の教訓を踏まえて」「再稼働を進めていく方針」なんて平気で言えるんでしょうが。。。

新規作成:2014/03/16
最終更新:2014/03/16