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2013年11月25日 参議院決算委員会

特定秘密保護法案成立をなぜ急ぐ?
(民主党 蓮舫 氏との質疑中)
蓮舫氏
総理、まずお伺いしたいんですけれども、恐らく国民の皆さんがほとんど思っているそもそも論、なぜ採決、なぜ成立を急ぐんでしょうか。

これは成立を急いでいるということではなくて、全ての政府提出の法案については、この臨時国会に提出したものについてはしっかりと議論をいただき、この国会で成立をお願いをしているところでございます。

蓮舫氏
成立を急いでいないということは、私たちは今対案で五法案を出させていただいています。この法案は衆議院で、私たちの法案、一緒に審議をされていますけれども、自民、公明、みんな、維新の修正案が提案をされて、あしたにでも採決というそういう声も聞こえてきておりますけれども、あしたの採決を急がないで、民主党案も含めてもっと慎重審議をすべきだということを自民党さんに言ったんでしょうか。総理に。

この審議について、あるいはまたいつ採決すべきかということについては、これはまさに国会に、委員会にお願いをしているところでございますから、その現場において委員会の理事あるいは政党間協議において様々な議論が進められているというふうに承知をしておりますが、まさにそれは国会で御判断いただけるものと、このように思っております。

蓮舫氏
この間、国民のこの特定秘密保護法案に対する理解というのは深まって、これはもう是非法案を成立してもらいたいというのが国民の声だとお考えですか。

国民の声を一概にこれは集約するのは難しいんだろうなと、まさにこの法案についてそのように承知をしているところでございまして、例えば共同通信の調査の結果においては賛成が反対を上回っておりますし、日本テレビの調査の結果もそうでしょうし、そしてまたFNNの結果も同じような結果が出ているんですが、他方、ほかのマスコミの調査では別の結果も出ているわけでございまして、同時に、あなたはこの法案についてよく知っていますか、この法案の中身を知っていますかという質問については、当初の調査よりはだんだんと国会の審議あるいはテレビ等、報道等によって知っているという答えが増えてきているのではないかと、こんなように感じております。

蓮舫氏
今総理が例示をされたのは賛成が多い方ですけれども、今朝の日経の調査によると反対の方が多い、先月から比べて七%も増えて二人に一人が反対をしている。今総理が指摘をした幾つかの調査機関もそうなんですが、法案について知っていますかといっても、五割以上が知っているところはないんですね。あるいは、この国会での成立を急ぐべきではないというのは今日の日経では六三%。
慎重審議というのが私は国民の広い声だと思っておりますが、それはいかがでしょうか。

これは、この法律だけではなくて、すべからく法案についてはしっかりと熟議をしていく、そして慎重に審議をしていく、それは当然の私たち、私ども国会議員としてはそれは義務なんだろうと、このように思うわけでございまして、慎重に審議をした方がいいといえば当然慎重に審議をした方がいいんだろうと思います。その中において、かなりの時間を費やして審議をしているのも事実ではないかと、このように感じているところでございます。

(中略)

蓮舫氏
国家公務員が、この特定秘密はおかしいと、政府に都合の悪い情報で、情報統制で隠しているだけだといって通報したとしても、その調査と判断をするのは大臣なんです。大臣は特定秘密を指定した人です。それが守られるという規定はこの法案には書いていません。私たちは、法案の中で、その第三者機関に通報できるような制度も盛り込みました。
改めて、この法案は、足りない部分、欠陥な部分、いろいろな部分がまだまだあると思っております。安倍内閣は、経済再生、これ私は大変評価をしているんですが、残念ながら、行革の姿が見えないとか、あるいは去年、野田前総理と約束した国会議員の定数削減はまだやっていない、あるいは原発再稼働これからどうしていくのか。本当に決めなければいけない、やらなければいけないことは先送りをして、国民が望んでいない特定秘密法案だけを急ぐという姿勢は全く理解できないと思いますが、いかがでしょうか。

それは全く見解の相違ですね。
我々与党になって、決めるべきものはしっかりと決めてきておりますし、民主党政権時代にずっと先送りされてきたことをしっかりと判断をしている。そして今、まさに必要なことを、この特定秘密の問題についてもそうなんですが、これはNSCをつくっていく中において、情報の交換をしていく上において極めて有益だということについて、これはどこだということは申し上げることができませんが、海外の情報の責任者から、これはしっかりと今後更に情報の共有あるいは交換を行うことができるという評価もいただいているわけでございますから、しっかりとこの法案について御議論をいただき、しかるべき成立をお願いをしたいと、このように思っておる次第でございます。

出典:参議院HPの議事録

(私の感想)
そしてこの翌日、衆議院で強行採決がおこなわれました。
安倍首相に自分に反対する意見を聞く気は「全く」ないようです。
そして時間だけ消化すれば「慎重」な審議と言ってしまえるようで。。
そんなの世の中で通用する会社は無いでしょうねぇ

新規作成:2013/12/01
最終更新:2013/12/01